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けじめ

永田町のしかも派閥村次元の親分子分の意地やメンツ、偏狭な理念、ちっぽけな信条で、日本の良心、文化、精神性が汚されるのはもうウンザリなので、日本が自力で”けじめ”がつけられないようなら、 この際、近隣諸国、中でも特に中国ははっきりと”けじめ”をつけるべきだ。中国は先の戦争で日本に対する賠償を日本国民のために敢えて求めなかった。戦後の日本の繁栄もこの膨大だったはずの賠償金が支払われずに済んだことに多くを負っているのに、日本はそんなことがなかったような顔をして(実際、この事実を知っている日本国民はほんの一部)、靖国神社公式参拝や教科書問題、政治家の先の戦争に対しての問題発言、等々、その善意に対する裏切り、無礼発言を戦後55年の半世紀、さらに21世紀の新しい世紀になってもまだ繰り返えし続けようとしている。中国はこの日本に賠償を求めなかった事実について55年間一貫して寡黙だ。日本はこの事実について国民に知らせたことがあるのか。教科書に書いたことがあるのか。それどころか歴史を捻じ曲げ犯罪を美化しその言動で被害者の心情を傷つけてきた。おまけに日本政府はこれまでの中国に対する日本の援助を恩着せがましく中国国民に宣伝しろと中国政府に言う始末。”利”を追い続け”義”を失ってしまった日本。この精神性の幼稚さ貧しさ、その貧しい精神性が国家を支配し今の日本を根本的に駄目にしていることに気づかないでいる。中国は長い間辛抱強く”義”を立ててきた。これからもその”義”を貫き通すだろう。しかし、この際、その”義”の通じる今の日本ではなさそうだからこの辺であらためて先の戦争被害に対する賠償を国際司法裁判所なりに提訴する形で日本に求め、裁判を通じて戦中戦後の歴史を掘り起こし世界にその事実を認識し判断してもらってその”義”の筋を通してはどうなのか。黙っているのも人の道ならはっきり言ってやるのも人の道。賠償金は、戦後のこれまでの日本側からの援助をすべて相殺しても、膨大なものになるだろうから何年掛かるか見当もつかないが、これまでの毎年の援助額程度を毎年日本側に返済してもらうようにしたらいい。国際司法裁判所のありかたの上からも、過去の戦争責任に対する国家間の賠償手続きの新たな先例をつくるためにも、中国の”義”のなんたるかを示し粛々と手続きを進めるべきで、それによる日本国民からの反発は情報の偏向がない限りほんの一部に限られるだろう。なぜなら被害者が加害者に賠償を求めるのは至極当然のことであり、加害の事実を認めながらその反省も素振り言葉だけでかくも長い間被害者を侮辱する言動を繰り返し続けてきた加害者に非道があるのは明らかなのだから。しかも被害者は加害者の”家族”とその子々孫々の行く末を案じその賠償を請求しなかった事実をもその加害者は省みずに。

(2001.05.19)
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