また、元気のない様子で、ゴキブリ先生。
いや、いや、ゴキブリの親子が、流し台の水の張ったボールの中で死んでいまして・・・
餓死のようで・・・
腹が満ち足りて元気なときは、憎たらしいくらいすばしこく、そのすばしこさで近寄られると怖いくらいで思わずはらってしまうくらいですが、その水の張ったボールの中の、ゴキブリの親子は哀（あわ）れです。
ゴキブリは縄張り意識が強く、その家のゴキブリは他（ほか）へいきませんから、ゴキブリの多い家は、ゴキブリのエサが多い家だ、ということです。いくらゴキブリ取りを仕掛けても、エサが豊富で、たくさん食べ、たくさん子供をつくりますから、次から次へと大量生産し、なかなかいなくなりません。
ゴキブリは、食べれるモノは、なんでも食べます。
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ゴキブリの中でも、もっとも嫌われるのが、”神”、を、エサにする、ゴキブリです。
このゴキブリは、”神”（神、仏、霊、超自然）をエサにして、金を集め、金箔で着飾り、うまいモノをたらふく食って、肥え太り、くさい糞（くそ）をします。
その糞（くそ）のくささといったら、強烈です。
辺（あたり）り構（かま）わず、きれいなところも汚いところも、食べ物にまで、このくさい糞（くそ）をまき散らかします。
その糞（くそ）のついた食器で、その糞（くそ）のついた食べ物を食べているのに気づかないでいる、そのゴキブリと、そのゴキブリの犠牲者たち。
ゴキブリは縄張り意識が強く、その家のゴキブリは他（ほか）へいきませんから、ゴキブリの多い家は、ゴキブリのエサが多い家だ、ということです。
そのゴキブリ退治の最も効果的な方法は、
エサを、まったく、完全に、与えないことです。
生ゴミは、なるべく出さずに、出た生ゴミは極少量でも、排水溝にくっつているものでも、すぐに（時間を置くと、そのすきに必ず食べます）蓋（ふた）のついたゴミ箱に入れ、他のエサになるものも（パンやお菓子などの食べかす等）、放置せず、そのゴミは、極少量でも、すぐに、徹底的に、ゴミ袋などに入れ、口を閉じて密閉します。
一週間もすれば、ゴキブリたちは弱ってエサを求め、糞（くそ）をしながら、ヨタヨタ這いずり回ります。
糞（くそ）はその都度（つど）、拭（ふ）き取りながら、手でひげをつかまえて取るのもよし、ほおっておいても、水のあるところとか、どこかで餓死してしまい、いなくなります。
ゴキブリは、腹が満ち足りて元気なときは、憎たらしいくらいすばしこく、そのすばしこさで近寄られると怖いくらいで思わずはらってしまうくらいですが、
その水の張ったボールの中の、ゴキブリの親子は、哀（あわ）れです。
（エサを与え続けてしまったものの罪です。）
(2009.07.25)
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